シニアの金言
ジムで動かすのは、身体と口
76歳女性
みんなと話すのが楽しくて、ジムに通っている
健康づくりのためにスポーツジムに通い始めたけれど、今はお喋りのために行っている感じ。もちろん泳いだりヨガをしたり、身体を動かすのは気持ちがいい。できることが増えるのも、ワクワクする。でも一番の楽しみは、ここで出会った友達とのお喋り。ちょっとイヤなことがあっても、ジムで身体を動かしていろんな人と喋ると発散できる。お風呂も広くて気持ちいい。
最近、少し離れた地域のスポーツジムが閉店したと聞いたけれど、ココは大丈夫よね?なくなったらめちゃくちゃ困る!
シニアの金言を読み解く
健康づくりのために運動に取り組むシニアは多い。
「スポーツの実施状況に関する世論調査」(2018年1月Web調査実施 スポーツ庁 )によると、70代における「運動・スポーツを実施した理由」は
「健康のため」 88.1%
「楽しみ・気晴らしとして」 46.1%
「友人・仲間との交流として」29.3%
しかし同調査において「スポーツが個人や社会にもたらす効果」を同70代に尋ねると
「健康・体力の保持増進」 80.3%
「精神的な充足感」 45.4%
「人と人との交流」 58.1%
健康・体力のために運動を始めてみたら、「人との交流」が楽しく大切な時間になっている、と感じる方が多い様子。
「運動」「社会参加」は「食事」とともにフレイル予防に欠かせない事項として、研究機関・自治体が熱心に発信している。
多くのシニアの関心事である健康維持に、運動への参加は高齢者が集う機会。その延長上に「交流」を仕込んでおくことは、運動サービスの利用継続に欠かせないだけでなく、新たなビジネス創出にも繋がりそうだ。
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