シニアの金言
あと10年
80歳男性
先日、80歳になった。

学生時代の遊び仲間が集まって、「生き残りの会」をやったとき、A君が「我われも生きて後10年。悔いのない人生を送らないとね」と言い、B君は「後悔のない人生なんてないよ。生きているうちは後悔ばっかり。それが人間だ」と哲学者のようなことを言う。
昨今、高齢者がいかに生きるべきかといった人生の指南書が頻繁に出版されている。「人は死を悟ったとき、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔するものだ」とか「人様に迷惑をかけない程度に、ワガママに生きよう」とか。しかし我々の年代は(日本人は?)人様に迷惑をかけてはいけないとしつけられているので、気配り忖度なしのワガママ人生なんてとてもじゃない。
C君の結論、「そういう指南書に左右されない生き方が、後悔しない生き方だ」
シニアの金言を読み解く
後期高齢者(75歳以上)人口は、2,076万人、人口の16.8%を占めている(2024年9月15日 総務省 統計トピックスNo.142 https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics142.pdf)。
2025年は団塊の世代がすべて後期高齢者になる年であり、社会に生じる変化について数年前からあらゆる場面で論じられてきた。果たして、実際その準備は進んできたか?と見渡すと、発展途上なテーマが多いと思われる。中でも「認知症を発症しながら暮らす」ことについては、まだまだ追いついていない。例えば地域で支える力をつける「認知症サポーター」養成が取り組まれてきているが、コロナ禍で養成講座の開催が限られたせいか、受講者数は令和2年度にぐっと減少して以来まだコロナ前の水準までもどっていない。(参照https://www.caravanmate.com/dcms_media/other/R06.9index01.pdf)
75歳、80歳、と年齢を重ねる中で心身に生じる変化は多々存在するが、社会全体として知識や経験の蓄積が足りないものも多いかもしれない。高齢になるほど発症しやすくなる認知症についても、多くの人が長生きできるようになったことで、発症者やその家族が身近になった。社会全体で認識や課題共有が進んだ面もある。
急激な高齢化に対して、現象を理解し支える仕組みづくりがなかなか間に合っていないのかもしれない。
同じことを考えると、80代の精神面を理解し、受け止める力を社会は持てているだろうか。ますます個人差が大きくなる後期高齢者。ちょっとした変化で大きな影響を受けやすい後期高齢者。人生のセンパイが少なくなり、学びの機会も減ると感じているのではないだろうか?
雑誌や新聞のお悩みコーナーでも、普段の生活においても、たいていは人生の諸先輩から学んで私たちは歩んできている。後期高齢者となる年代に仲間やセンパイの声はますます必要性が高まるのではないだろうか。そして学ぶ相手を若者、中年と広げていく機会も望まれる。
下記リンク先は、日本初のホスピス専門病院を設立するなど終末期医療の確立に力を尽くした日野原重明氏が提案した「新老人運動」に賛同した仲間が集う、「新老人の会」Webサイト
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