シニアの金言
誰に聞けばいいかが、わからない
65歳女性
ネットに不安があるが、相談相手が少ない
もう10年以上はスマホを使っている。きっかけはフラワーアレンジメント教室の仲間のグループLINE。教室で「LINE交換しよう」と言われ、まだ持っていなかったので、慌てて娘に相談した。購入・手続きには娘についてきてもらい、時間はかかったが何とか購入できた。LINEも少しずつ覚えてきた。今では毎日チェックしている。
他のアプリも、友人の勧めやTVで紹介されたものを入れている。最初のころ、よく使っていたのは地図や万歩計、そしてカメラやニュースくらい。日常生活をおくる分には、それで充分だった。数年前に、スーパーやドラッグストアの会員のアプリをしきりに勧められるようになり、言われるがまま会員アプリを入れた。アプリを入れるのは慣れてきたので、不安はなかった。時々娘に相談はしたけれど。レジではスマホ画面を見せるだけなので、便利なものだと思っていた。
最近、銀行からDMが届いた。暗証番号の設定方法が変わって、来年から今までの方式ではなくなるらしい。書いてある言葉が専門的すぎて、さっぱりわからない。第一認証、第二認証・・・?友人にはプライベートなことなので聞きにくい。もちろん主人もあてにならない。頼るは娘。だが面倒くさいだけでなく、娘もよくわからないらしい。銀行に電話しても、混雑していてつながらないし、つながっても自動音声、#何番を押せばいいの・・・?誰に聞けばいいの?
シニアの金言を読み解く
総務省の「令和4年版 通信利用動向調査」によると、60~69歳のインターネット利用機器・スマートフォンの場合は73.7%。4人に3人が、もはやスマホ利用者となっており、年々増加している。
インターネット利用時に何らかの不安を感じている人は、60歳代で82.1%と年齢層別で最も多い。70歳以上ではスマホの保有率が半数以下であることを含めて考えると、「もっともよく使うが、もっとも不安を感じている」のは、60歳代ということになる。
インターネット利用に関して、「相談できる相手がいる」と答えたのは、60歳代で79.4%であるが、年齢が上がるほど相談相手が減る傾向にある。とくに女性の場合、相談相手のほとんどが家族・親戚であり、頼れる友人は少ない。
よく使うインターネット、スマホ。でもいろいろと不安なことも多いが、いざという時相談できるのは、ほとんど家族(多分子ども)しかない。「家族に迷惑をかけたくない」「こんなことも知らないのか、と思われたくない」場合は、どうすればいいのだろう。
詳しくは以下のデータ集・ダウンロードサービス
「vol.9 デジタルシニア ver.2」
詳しくは
アーカイブ
- 便利を、諦めないといけない
- 親戚に悪口を吹聴する母
- 「名もなき家事」に気づけた
- 調理定年させていただきます
- 電捨離しないと…
- ウイニングランの感じ、うらやましい?
- 「若いんだから、頼りにしてるよ」って…
- 私の方が早く逝きそう
- 誰に聞けばいいかが、わからない
- 前を向いて歩けない
- 「歩く」は百薬の長
- ワクワクしない
- いつまで自分でトイレに行ける?
- 夫の家の墓に入りたくない
- 働くことが楽しい
- 私の寿命を知りたい
- 老後の「鍵」は「金」+「健康」
- 友人が卒婚した
- 孫はいません
- 免許が返せない
- 「遺贈」もありかしら
- 禍福は糾(あざな)える縄の如し
- 初ボーナスで見た映画は「E.T.」
- 死ぬまで勉強
- ジムで動かすのは、身体と口
- ゴールが遠い
- 耳が遠くなった
- 今にして思えば…
- シミよりホネ
- 今日、はじめて席を譲られたわ
- あいつ今何してる?
- LINEは楽しい
- あと何回、お正月を迎えられるかなあ…
- 夫が定年、毎日家にいると思うとゾッとする
- 汗をかかないのよ
- お化粧は、窓際で
- いいペンが欲しい
- 年を重ねると、バッグの中身が増えてくる
- ベージュが、着られない!
- 百貨店、30分が限界。
- 雑穀米で食物繊維
- 『上質』。すごく気に入らない
- 70越えたら、7回
- 孫が来てから、膝がマシ
- 手帳を予定で埋める
- 年寄りに白抜きは無理
- 「お母さん、なんでこけるん?」
- 皆で、「あそこ、危ない!」
- 雨と夜が怖い。やっぱり目が・・・
- 痛くても我慢!
- 年相応
- 母もテレビっ子
- テレビで言葉を拾う
- 物欲より、思い出づくり
- 「若作りやめとき!」と娘
- 【娘+孫3人】
- 腹が減っこむお茶
- 同窓会は、恐い!