定年退職をした男性5人を含む30代から80代の理事が、店舗のメンテナンス、物品管理、ホームページ、広報等の役割を分担、運営する、日替わり店主の店『わっくCafé』。
最近よく見かけるシェアカフェの体裁だが、目的は地域の居場所づくり。
しかも、「常設の居場所」。
『わっくCafé』は、大阪府富田林市 金剛地区再生のための「金剛地区まちづくり会議」から誕生した。金剛ニュータウンが開かれて50年が経ち、高齢化が進み、なくなった活気を如何に取り戻すか。如何に良いまちに変えていくか。住人が集まって会議を重ね、立ち上げた。
はじまりは行政がつくっても、住民主体で自立的なまちづくりに変遷し、多様な人が集う場所を維持・運営するまでの経緯と知恵が紹介されている。
記事を読むと、多くの地域で抱えがちなまちの高齢化や縮小化に対して、住人主体で、地域内外の人や組織が関わって何ができるか、どんな風に変わっていけるか。楽しいことを始められるか。伝わって、勇気とやる気がわいてくる。
株式会社日本SPセンター シニアマーケティング研究室 石山温子
2024年11月11日
2024年6月24日
2024年6月3日