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市場・消費関連データ

2026/10/13

高齢者はどの程度生きがいを感じているか

データサマリー

  • 「生きがいを十分感じている」高齢者、10年で倍になっている
  • 「十分感じている」が15.7%から33.2%へ:2014年は15.7%だったが、2024年は33.2%と、10年でおよそ2倍になっている
  • 「多少感じている」は49.8%から41.5%に減少:生きがいを感じる人が単に増えただけでなく、「多少」から「十分」へと、手応えが一段濃くなったと読むことができる
  • 年齢による差が小さくなった:2014年は、年齢が上がるほど生きがいを感じる人が少なくなる傾向がはっきりしていた。「十分」と「多少」を合わせた割合は、60〜64歳の68.2%に対し、80〜84歳は61.7%、85歳以上は46.4%。2024年はこの差が縮まり、60歳から84歳まではいずれも7割台で、ほぼ横並び。「歳をとるほど生きがいが薄れていく」という見方は、少なくとも84歳までについては当てはまりにくくなっている。
  • 最も充実しているのは75〜79歳:2024年で「十分感じている」が最も多かったのは、75〜79歳の38.9%。「十分」が「多少」(38.2%)を上回ったのは、全年齢層の中でこの層だけ。
  • 読むときに気をつけたい点:ただし、2つの調査は選択肢が異なる。2014年には「わからない」という選択肢があったが、2024年にはない。2014年に「わからない」と答えた人は、全体では2.3%だったが、85歳以上では8.2%にのぼる。
  • 2024年の調査では、こうした人も「感じている」「感じていない」のどちらかを選んだことになる。そのため、特に85歳以上の数字の変化には、選択肢の違いによる影響が含まれている可能性がある。85歳以上で「感じている」が46.4%から66.7%に伸びたことは、そのまま「85歳以上が最も変わった」とは言い切れない。 それでも、全体の「十分感じている」が倍増したことは、「わからない」の2.3%だけでは説明しきれない大きな変化。この10年で、高齢期の生きがいのあり方は確かに変わりつつあると言えそうだ。

【出典】平成26年度高齢者の日常生活に関する意識調査結果(全体版) および 令和6年度 高齢者の経済生活に関する調査結果より作成